かぐや姫がギャルに大変身!『竹取物語』を現代風にアレンジ!

アレンジ昔話
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清楚なイメージのかぐや姫。もしそんなかぐや姫が現代の「ギャル」だったら、物語はどう変わるでしょうか?かぐや姫をギャルらしい個性や、現代風の言葉遣いでアレンジしてみました。

かぐや姫、誕生!

昔々、あるところに竹取の翁というおじいさんが住んでいました。毎日竹を切っては生活の糧にしていたある日、彼が切った竹の中からまばゆいばかりの光が輝き、その中に小さな女の子が現れました。いつもとは違う不思議な出来事に驚きつつも、翁はその女の子を自分の家に連れて帰りました。彼女はすぐに成長し、驚くほど美しい若い娘へと成長しました。

彼女の名前は「かぐや姫」。でも、なんと彼女は見た目だけでなく、性格も現代的で「ギャル」そのものでした。明るく、自由奔放で、SNSに夢中なかぐや姫は、竹取の翁とその妻にとって、いつも新しい刺激を与える存在でした。

かぐや姫:「マジで、竹の中から出てきたとかウケるんだけど!このストーリー、エモすぎ~!インスタにアップしよ!」

もちろん、インスタもTikTokもない時代ですが、かぐや姫の現代風な感性は、村の人々を驚かせるほどでした。彼女は最新のファッションに敏感で、自分を「カワイイ」と表現することにも躊躇いがありませんでした。彼女は竹取の翁に「おじいちゃん、もっとおしゃれにしなよ!あたしのスタイリストが必要っしょ!」と冗談を言うほどです。

プロポーズの嵐

かぐや姫の美しさはすぐに噂になり、たくさんの貴族や若者たちが彼女に一目会いたいと集まりました。しかし、かぐや姫はそんな彼らに対してまったく興味を示しませんでした。彼女は自分の自由と楽しみを優先し、結婚や恋愛に縛られることを嫌がっていたのです。

ある日、5人の名家の貴公子たちがかぐや姫の元を訪れ、それぞれが彼女にプロポーズをしました。彼女の答えはというと……。

かぐや姫:「え、結婚?ウケる~!てか、まず条件クリアしてから出直してきて~!あたしの条件はマジやばいから、覚悟してね!」

そう言って、かぐや姫は5人の貴公子に無理難題を突きつけました。普通の物語では、これらの難題は古代の珍しい宝物を集めるようなものでしたが、ギャルかぐや姫はちょっと違ったアプローチを取りました。

  1. 最初の貴公子には、「世界で一番バズるアイテムを作ってきて」と要求。かぐや姫は自分が注目を集めることが好きで、バズるアイテムを求めたのです。「今の時代、インフルエンサーとして生きるのが大事っしょ?」と、かぐや姫は彼を送り出しました。
  2. 次の貴公子には、「ブランド物のカワイイアクセサリーを持ってきて」と要求。しかし、ただのブランド物ではありません。「地球では手に入らない、宇宙ブランド限定!」と無茶な要求をしました。
  3. 三人目の貴公子には「フェスのVIPチケットをゲットしてきて」と言いました。「それも、まだ発表されてないけど、超有名なフェスでね!」とさらなる高みを求めました。
  4. 四人目の貴公子には「スキンケアアイテム」を要求。でも、それはただのスキンケアではなく、「不老不死の効果がある」ものです。「いつまでも美しくありたいんだもん、当然っしょ!」と、かぐや姫はにっこり笑いました。
  5. 最後の貴公子には「一生フリーパスで使えるリゾート」を要求。「海がキラキラしてるとこがいいな~。しかも、常に満室なのに、あたしだけはいつでも泊まれるやつで!」と、彼女は夢見がちな目をして頼みました。

貴公子たちの挑戦

彼女が出した条件は、どれも現実離れしており、貴公子たちは戸惑いました。しかし、かぐや姫に一目ぼれした彼らは、なんとか彼女の要求を満たそうと、必死でそれぞれのミッションに挑みます。

最初の貴公子は、バズるアイテムを作ろうと日夜努力しますが、結局、何を作ってもかぐや姫を満足させることはできませんでした。「それ、もう見たことあるんだけど?」と一蹴されてしまいます。

次の貴公子も、宇宙ブランドのアクセサリーを探しに旅に出ますが、結局手に入れたのは偽物のアクセサリーでした。かぐや姫は「そのデザイン、ダサくない?」と冷たく言い放ちました。

三人目の貴公子はフェスのチケットを探し求めましたが、そもそもそんなフェスは存在しないことが判明し、彼は途方に暮れました。

四人目の貴公子も、かぐや姫に永遠の美を保つスキンケアアイテムを贈ろうとしましたが、かぐや姫は「これ、ただの保湿クリームじゃん?」と呆れてしまいます。

最後の貴公子も、リゾートのフリーパスを探しましたが、結局どのリゾートでもそんな特典は存在せず、彼はがっかりして戻ってきました。

月からの使者

そんなある日、かぐや姫は自分が実は月から来た存在であり、もうすぐ月に帰らなければならないことを思い出しました。ギャルとして自由に楽しく暮らしていたかぐや姫ですが、月に帰る運命には逆らえません。

かぐや姫:「マジで月に帰らなきゃいけないとか、超だるいんだけど。せっかく楽しくやってたのに~!」

彼女はそう言いつつも、心のどこかで月に帰ることが避けられないことを理解していました。そして、彼女は竹取の翁に別れを告げ、涙ながらに村を去ることを決意しました。

かぐや姫:「おじいちゃん、おばあちゃん、あたし月に帰るけど、マジで感謝してるよ。インスタでもっとバズりたかったけど、もう時間切れっぽいわ。」

そして、かぐや姫は月からの使者によって、ゆっくりと光り輝く羽衣をまとい、月へと帰って行きました。地上では多くの人々が彼女の姿を見守り、その美しさに涙しました。

かぐや姫の後日談

かぐや姫が月に帰った後、地上では彼女の伝説が語り継がれることとなりました。しかし、その伝説は少し変わった形で残っていました。「ギャルかぐや姫」として、彼女の自由奔放なライフスタイルやユーモアは、多くの人々に影響を与えました。

そして、今でも竹取の翁の家の跡地には、かぐや姫が使っていた「カワイイアクセサリー」や「バズりそうなアイテム」が展示されており、観光名所となっています。

かぐや姫のギャル魂は、時代を超えて受け継がれていったのでした。

おしまい

*この物語はフィクションです

まとめ

ギャルかぐや姫、いかがでしたでしょうか。自由奔放だけど、どこか憎めないですよね!

竹取物語は、人間の普遍的なテーマである生と死、愛と別れ、そして人間の業を描いています。最終的には真の幸せは外部の富や名誉ではなく、自分自身の意志と心の豊かさから生まれることを示しています。現代社会においても多くの人にとって重要なことであり、この物語を通して、自己実現や人間関係の大切さを考えるきっかけとなるとなれば幸いです。

〜最後まで読んでいただき、ありがとうございました。〜